
雨の日、ビニール傘で出社してスーツや革靴が台無しになったことはありませんか?
風で骨が折れる、電車に置き忘れる、スーツ姿から浮く——ビニール傘あるあるは、多くのビジネスパーソンが経験しているはずです。
気づけば消耗品を買い続けているだけになっていた、という方も少なくないでしょう。
上質な傘を選びたいと思っても、ブランド・素材・価格帯の選択肢が多すぎて、結局どれが正解か分からない方は多いはずです。


ビジネスパーソンがビニール傘を卒業すべき3つの理由
「安いから使い捨て感覚でいい」——以前の自分はそう思っていました。
ところが2年間でビニール傘に費やした金額を計算したとき、1本の上質な傘が買えた額になっていました。
コストだけでなく、傘が変わると雨の日の気分まで変わります。
元々ビニール傘派だった視点から、卒業すべき理由を3つに整理しました。
傘は「身だしなみ」の一部である
スーツの着こなしで最も大切な「清潔感」と「サイズ感」。
これは、当ブログでも繰り返しお伝えしている基本です。
ヨレヨレのシャツや、手入れされていない革靴が相手に与える印象は良くありません。
傘も同じです。
錆びていたり、骨が曲がっていたりするビニール傘は、整えたスーツスタイル全体の印象を下げます。
質の良い傘は、細部へのこだわりを示し、信頼感につながります。
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長く使えて、実は経済的
「ビニール傘は安い」と思いがちですが、本当でしょうか。
1本500円でも、年に数回買い替えれば、数年で数千円の出費になります。
風が強い日に壊れてしまい、また新しいものを買う…。
長い目で見ると、この「使い捨て」のサイクルは経済的とは言えません。
しっかりした作りの傘を一本、丁寧にメンテナンスしながら長く使う。
これが、賢い選択だと考えています。
愛着のある傘が、雨の日の憂鬱を和らげてくれる
雨の日はただでさえ気分が沈みがちです。
そんな日に使う傘が、愛着のないビニール傘では、ますます気が滅入ります。
お気に入りの傘が一本あるだけで、「よし、あの傘の出番だ」と少しだけ前向きな気持ちになれます。
自分の持ち物に愛着を持つことは、日々の生活を豊かにする大切な要素です。
ラムダ「レインドロップ レクタス」の3つの特徴
「ちゃんとした傘を持とう」と決意した私が選んだのが、Ramuda(ラムダ)の「レインドロップ レクタス」です。
傘一筋75年以上の老舗ブランド「Ramuda」
Ramuda(ラムダ)は、1946年創業の老舗傘メーカー「市原」のオリジナルブランドです。
量販店でよく見る傘とは一線を画す、丁寧なものづくりが魅力。
伝統工芸士が所属する工房で、熟練の職人が一本一本手作りしています。
「長く使えるものを作りたい」というブランドの姿勢に惹かれました。
蓮の葉からヒントを得た素材「レクタス」
この傘の最大の特徴が、帝人が開発した特殊素材「レクタス」です。
蓮の葉の上を水滴が転がり落ちる「ロータス効果」を、生地の上で再現しています。
目には見えない微細な凹凸構造によって、雨粒が生地に染み込まず、コロコロと玉のように転がり落ちます。
撥水コーティングとは異なる構造のため、コーティングが剥がれるという心配がありません。
アイアンウッドの持ち手と美しいフォルム


「レインドロップ レクタス」は、機能性だけでなく、見た目の美しさも格別です。
特に気に入っているのが持ち手の部分。
「アイアンウッド」という、鉄のように硬く耐久性の高い木材が使われています。
手にしっくりと馴染む、なめらかな質感と程よい重み。
閉じてストラップで留めた時の、スッと伸びる佇まいは、まるで一本のステッキのようです。
この美しさが、所有する喜びを高めてくれます。
2年使って感じた5つの魅力
購入を検討している方に向けて、通勤・外回りで2年間使い続けてきたリアルな感想をお伝えします。
① 驚きの軽さ。重さわずか320g
まず驚いたのが「軽さ」です。
重さはわずか約320g。
一般的な紳士用の長傘は400g〜500g程度が多いため、驚異的な軽さと言えます。
雨の日の満員電車で、片手に傘、片手に鞄を持っていても全く苦になりません。
風が強い日に煽られにくいというメリットもあります。
② 見ていて気持ちいい、感動レベルの撥水性
「レクタス」生地の撥水性は本当に見事です。
店の入り口で傘をたたむ際、2〜3回軽く振るだけで、ほとんどの水滴が滑り落ちます。
周囲に水をまき散らす心配が少なく、スマートに振る舞えます。
電車に乗る時も、たたんだ傘から水が滴ってズボンや床を濡らす、あの嫌な感じがありません。
③ スーツスタイルを引き立てるデザイン
ビジネスマンにとって、傘は「身だしなみの一部」です。
私が選んだのは、深みのある「ロイヤルブルー」。
ネイビーやグレーといった定番のスーツカラーによく馴染みます。
閉じた時のシュッと細身にまとまるフォルムは特筆もので、電車で立てかけても邪魔になりにくいサイズ感も気に入っています。
④ 豪雨でも安心なサイズ感
開いた時の直径は108cm。
成人男性がリュックを背負っても、肩や荷物が濡れにくいサイズです。
見た目のスマートさと実用性を両立している点が、本当に素晴らしいです。
⑤ 1万円台で手に入るコストパフォーマンス
本格的な紳士傘の世界では、海外ブランドで5万円以上するものも珍しくありません。
「レインドロップ レクタス」は、税込みで14,000円ほど。
この機能性・デザイン性・職人による作り込みを考えると、むしろ割安だと感じています。
すぐに壊れる傘を何度も買い替えることを考えれば、10年使うことを見越した投資と言えます。
正直なデメリットと2年後の耐久性リポート
良いところばかりではありませんでした。
2年使い続けた私が感じた弱点と、現在の状態を正直にお伝えします。
使い続けると撥水性は少しずつ落ちる
あれだけ絶賛した「撥水性」ですが、残念ながら永遠ではありません。
「レクタス」生地は、表面の微細な凹凸構造で水を弾いています。
ホコリや手の脂などが付着すると、効果が弱まります。
特に注意が必要なのが、整髪料やハンドクリームがついた手で扱うことです。
油分が凹凸構造に詰まり、撥水性が大幅に低下します。
2年後の実態:正直なところ
2年使った現在の状態を率直にお伝えすると、「ほとんど劣化が見られない」が正直な感想です。
布や骨のガタつきも特になく、新品同様の使い心地をキープしています。
撥水性については、購入から1年が経ったタイミングで一度メーカーに教えてもらった方法で洗浄しました。
整髪料がついた手で触れて撥水性が落ちていた箇所も、洗浄後にしっかり回復。
「完全に新品同様」とまではいかないものの、実用上は全く問題のないレベルまで戻りました。
骨・持ち手の耐久性は問題なし
骨や生地の破損は、2年間で一切ありません。
アイアンウッドの持ち手も、当初の艶を保っています。
ただし、持ち手の木部は雨水に長時間さらすと乾燥して劣化するため、使用後はきちんと乾かすことが大切です。
撥水性を復活させるメンテナンス方法
「この撥水性、どうにかならないかな」そう思い、製造元の市原さんに直接メールで問い合わせました。
とても丁寧な回答と共に、家庭でできるメンテナンス方法を教えていただきました。
- ぬるま湯で薄めた中性洗剤をスポンジに含ませ、生地の表面をやさしく洗う
- 洗剤が残らないよう、真水でしっかりとすすぐ
- 生地から少し離して、ドライヤーの温風やスチーマーの蒸気を軽くあてる
- 風通しの良い場所で陰干しし、完全に乾かす
この手順で付着した汚れが落ち、凹凸構造が回復して撥水性がある程度戻ります。
(新品同様に完全復活するわけではありませんが、実用上は十分なレベルに戻りました)
メンテナンス情報が用意されていて、メーカーが真摯に対応してくれる安心感。
これも、この傘を長く愛用したいと思える理由の一つです。
こんなビジネスパーソンにおすすめ


身だしなみにこだわり、印象を大切にしたい人
傘も「自分を表現するアイテム」だと考える方には、間違いなくおすすめです。
細部まで手入れの行き届いた持ち物は、評価を静かに高めてくれます。
「スーツはビシッとしてるのに、傘だけが残念…」という状況を避けたい方にこそ、手に取ってほしいです。
モノを大切に長く使い、愛着を育てたい人
「良いものを手入れしながら長く愛用したい」という価値観を持つ方には、最高の相棒になります。
少し撥水性が落ちてきたら、自分でメンテナンスしてみる。
そうやって手をかけることで、ただの「道具」以上の存在になっていきます。
大切な人へのプレゼントを探している人
父の日や、パートナーの誕生日、就職祝いなど。
「自分ではなかなか買わないけれど、もらったらすごく嬉しい」——傘はそんなプレゼントの代表格です。
私自身も、仲の良い後輩の就職祝いにこの傘を贈りました。
「傘ってこんなに良い体験ができるんですね」と喜んでもらえた経験があります。
実用性とデザイン性、そして語れるストーリーを持つこの傘は、贈り物としても最適です。
よくある質問
- 2年使って、骨や持ち手に傷みは出ましたか?
-
骨・生地・持ち手ともに破損なし、ガタつきもありません。新品同様の使い心地をキープしています。使用後にきちんと乾かすことが、劣化を防ぐポイントです。
- 油汚れで撥水性が落ちたら、本当に回復しますか?
-
回復します。整髪料のついた手で触れた箇所の撥水性が落ちたことがありましたが、メーカー直伝の方法で洗浄したところ実用上問題のないレベルまで戻りました。完全に新品同様とまではいきませんが、十分な効果が続いています。
- 長傘と折りたたみ傘、どちらがおすすめですか?
-
毎日スーツで通勤するなら長傘をおすすめします。長傘の方が見た目の格が上がり、閉じた時の細身のシルエットがスーツスタイルに合います。折りたたみは「急な雨対策」としてサブで持つのが現実的な使い方です。
まとめ
今回は、2年以上愛用しているRamuda「レインドロップ レクタス」をレビューしました。
- 重さ約320gで、毎日の持ち運びが苦にならない
- 感動的な撥水性で、傘をたたむ時もスマートに振る舞える
- スーツスタイルを格上げする、洗練されたデザイン
- 1万円台で手に入る、優れたコストパフォーマンス
- メーカー直伝の洗浄で撥水性を回復できる
- 2年使って骨・生地・持ち手ともに劣化なし、新品同様の使い心地
この傘を使い始めてから、雨の日の憂鬱がかなり減りました。
「あの傘が使えるな」と、少しだけ楽しみになったほどです。
たかが傘、されど傘。
身に着けるものひとつで、自分の気持ちも周りの印象も変わる——この傘はそんなことを教えてくれました。
「そろそろ、ちゃんとした傘が欲しいな」と思っているなら、ぜひ候補の一つとして検討してみてください。
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