
オフィスカジュアルにジャケットが必要になったけど、種類が多すぎて何を買えばいいか分からない…。
セールで安く買うのはダメなの?
オフィスカジュアル化が進むなか、ジャケット選びに迷うビジネスパーソンは少なくありません。
「とりあえずお洒落なチェック柄を」「セールでお得に」と考えるのは自然な発想ですが、初心者には危険です。
最初のジャケットに柄物を選んではいけない理由
柄物ジャケットは着回しの難易度が高い
柄物のジャケットはそれ自体の主張が強く、合わせるシャツやパンツを選びます。
コーディネートの土台ができていない段階で柄物を手にすると、出番が極端に少なくなりがちです。
筆者もアウトレットでネイビーのギンガムチェック柄ジャケットを衝動買いした経験があります。
手持ちのシャツやパンツとどうにも合わず、ビジネスシーンでは一度も着ないままタンスの肥やしになりました。
まずは無地で着回しの土台を作る
どんなシャツやパンツにも合う無地のジャケットを1着持っておくと、コーディネートの軸ができます。
柄物に挑戦するのは、無地のジャケットで着こなしの感覚をつかんでからでも遅くありません。


セールやアウトレットで最初の1着を買ってはいけない理由
セール品には売れ残った理由がある
セールやアウトレットに並ぶ商品には、定価で売り切れなかった理由があります。
- 流行が強すぎるデザインで旬を過ぎている
- 奇抜な色や柄で着回しが難しい
- サイズが極端に偏っている
長く着られる定番品は人気が高く、そもそもセールにかかりにくい傾向があります。
筆者もアウトレットで黒いコットンジャケットを購入しました。
極端に短い着丈と細い襟のトレンドデザインで、流行が過ぎた途端に古臭く見えるようになりました。
素材もそれなりだったため色褪せも早く、結局1シーズンで手放しています。
最初の1着はプロパー(定価)で選ぶのが賢い投資
少し高く感じても、信頼できるお店でプロのアドバイスを受けながらプロパー品を選ぶのが確実です。
流行に左右されない定番品を正規の価格で手に入れれば、何年もワードローブの中心として活躍してくれます。


初心者が選ぶべき定番ジャケットの4つの条件
ネイビー無地・ウール素材・ジャストサイズ・定番デザイン
2つの鉄則を踏まえると、最初の1着に選ぶべきジャケットの条件は次の4つです。
色はネイビー
ビジネスシーンで最も信頼感を与える色です。
知的で若々しい印象があり、グレー・ベージュ・白など、どんな色のパンツにも合います。


▶ 色や柄が与える印象について詳しくはこちら


素材はウール
ホップサックに代表される通年使えるウール素材が最適です。
コットンのように色褪せしにくく、ポリエステルと比べて見た目に格段の差が出ます。
シワになりにくい復元力も大きな魅力です。


サイズはジャストフィット
どんなに良いジャケットも、サイズが合っていなければ台無しです。
試着時に確認すべきポイントは4つあります。


- 肩幅: 肩の先端を指で軽くつまめるくらいの余裕があるか
- 着丈: お尻が半分〜付け根あたりにくる長さか
- 袖丈: 腕を下ろした状態でシャツの袖が1.5cmほど覗く長さか
- 身幅: 第一ボタンを留め、胸の下に手のひら一枚分の余裕があるか
▶ サイズの考え方はスーツと共通です


デザインは定番
ボタンの数は「2つボタン」か「3つボタン段返り」を選べば間違いありません。
2つボタンは胸元にボタンが2つ並び、Vゾーンが広めで軽快な印象。3つボタン段返りは、一番上のボタンがラペル(襟の折り返し)の下に隠れているため、見た目は2つボタンに近いものの、ラペルの折り返し線が胸の高い位置まで伸び、より立体的でクラシカルな佇まいになります。迷ったら、まずは最もスタンダードな「2つボタン」を選べば安心です。
価格帯別おすすめジャケット3選
1万円以下|ユニクロ コンフォート2Bジャケット


安価ながらチープに見えない素材感が秀逸な1着です。
ジャージ素材で着心地が楽なのに、見た目はしっかりジャケット。
オンオフ問わず活躍するコストパフォーマンスの高さが魅力です。
感動ジャケットも人気ですが、生地が薄くチープに見える場合があります。
ビジネスでの見た目を重視するなら、コンフォート2Bジャケットがおすすめです。
3〜5万円|ユニバーサルランゲージのインポート生地ジャケット


筆者も愛用しているブランドです。
イタリアの名門生地メーカー「REDA」や「CANONICO」の素材を使いながら、手に取りやすい価格を実現しています。
ひと目で良いものを着ていると分かる高級感があり、ビジネスでの信頼感を高めてくれます。
10万円〜|Brilla per il gusto ウール ホップサック ジャケット


BEAMS系列のセレクトショップ「Brilla per il gusto」のオリジナルジャケットです。
国産既製服で定評のある「リングヂャケット」が縫製を手掛けており、体に吸い付くように馴染む着心地が特徴です。
ほとんど芯地を使わず、縫製技術だけで立体的なシルエットを生み出しています。
お店でジャケットを手に入れる4つのステップ
予算を決めてお店に行き、条件を伝えて試着する


STEP1: 予算を決める
前述の3つの価格帯を参考に、自分の予算を決めましょう。
STEP2: お店へ行く
紹介したブランドの店舗や、信頼できるセレクトショップ・スーツ専門店に足を運びます。
STEP3: 店員さんに条件を伝える
お店に着いたら、こう伝えてみてください。
「ビジネスで着る、初めてのジャケットを探しています。色はネイビーで、できればウール素材の、長く使える定番のデザインが欲しいです。予算は○○円くらいで考えています。」
店員さんはあなたの要望を理解し、最適な1着を提案してくれるでしょう。
STEP4: 4点チェックをしながら試着する
提案されたジャケットを試着したら、以下の4点を確認します。
- 肩幅はつまめるか
- 着丈はお尻が半分隠れるか
- 袖丈はシャツが1.5cm覗くか
- 身幅は手のひら一枚分の余裕があるか
袖丈はお直し対応をしているお店も多いので、店員さんに相談してみてください。
知っていると差がつくジャケットの常識
アンボタンマナー
ジャケットの一番下のボタンは、常に開けておくのが世界共通のルールです。座る時は全てのボタンを外し、立つ時に上のボタンだけ留めると、所作が美しく見えます。
ディテールの名称
襟を「ラペル」、裾の切れ込みを「ベント」と呼びます。覚えておくと、お店でのやり取りがスムーズになります。
よくある質問
- ジャケットのインナーには何を着ればいいですか?
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基本は白やサックスブルーの襟付きシャツです。どんなビジネスシーンでも通用します。職場のドレスコードが許すなら、ポロシャツやハイゲージニット(モックネックなど)を合わせると、こなれた印象になります。
- ネイビー以外の色ではダメですか?
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もちろん問題ありません。ただし、チャコールグレーやベージュへの挑戦は2着目以降がおすすめです。着回しの汎用性ではネイビーが一歩リードしています。まずはネイビーを1着持ってから、他の色に広げていくのが失敗しないコツです。
- ジャケットに合わせるパンツは何がいいですか?
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グレーのスラックスが鉄板です。ネイビージャケットとの相性は抜群で、迷ったらこの組み合わせで間違いありません。ベージュや白のチノパンを合わせると、より軽快な印象になります。ジーンズは職場のTPOに合わせて判断してください。


まとめ
- 最初のジャケットは柄物を避けて無地を選ぶ
- セールやアウトレットではなくプロパー品を選ぶ
- 色はネイビー、素材はウール、サイズはジャストフィット、デザインは定番
- お店で店員さんに条件を伝え、4点チェックをしながら試着する
- 柄物や他の色への挑戦は2着目以降にする
この記事の条件を押さえておけば、ジャケット選びで失敗する可能性はぐっと下がります。
ぜひお店へ足を運んで、長く付き合える1着を見つけてください。
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