メンズ日傘は恥ずかしい?営業職が約2年使ってわかった答え【小宮商店レビュー】

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日陰を、携帯する。

夏の外回りがつらすぎる…
日傘を使ってみたいけど、男が差すのは恥ずかしい気もする…

私自身、2年前まで同じ理由で日傘を敬遠していました。

でも、男性の日傘はまったく恥ずかしくありません。
男性の使用率はこの7年で4%から15%に増えており、日傘はもう「時代の流れ」と言えると思います。

私は営業職として、2024年の夏から約2年、小宮商店の日傘「コットンローンシェード」を使い続けてきました。
7月から9月の外回りでは、もはや手放せない仕事道具になっています。

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この記事を書いている人

くまを

元アパレル店員 → 現役商社営業マン

神戸出身・40代の専門商社営業。元アパレル店員。革靴が好きで、今までに100足以上を購入してきました。予算に限りのあるビジネスマンに等身大の情報を発信しています。

くまを

目次

男性が日傘を差すのは恥ずかしい?

夏の神戸の日差し

結論から言うと、男性が日傘を差すのは恥ずかしくありません。
むしろ時代の流れです。

実際のデータがあります。
ウェザーニュースが2026年5月に行った調査(回答10,859人)では、日傘を使っている男性(今年から使い始めた人を含む)は15%でした。
2019年の同調査では4%だったので、7年で3倍以上に増えています。

▶ 出典: ウェザーニュース「傘調査2026」

女性の63%と比べればまだ差はありますが、15%はおよそ7人に1人の計算です。
「男性の日傘は珍しい」とは、もう言いにくくなってきました。

昨年の大阪・関西万博でも、会場の暑さ対策として日傘の活用が呼びかけられ、東ゲートでは日傘の無料貸出まで行われていました。
日傘は性別を問わない、公共の暑さ対策になっています。

▶ 出典: EXPO 2025公式ブログ「万博を楽しむための暑さ対策」

私の感覚でも、通勤途中に日傘の男性を見かける機会は増えてきたと感じます。
もちろん私自身も、2年前から夏は毎日使っています。

初めて自分の日傘を差して通勤に臨んだ日は、奇異な目で見られるのではないかと、正直緊張しました。

杞憂でした。

私を気にする人も、目を向ける人も、一人もいませんでした。
しかも、同じように日傘を差すビジネスマンは、私以外にもちらほらいたのです。

日傘を使うメリット

日傘の効果は、環境省が2019年に公表した検証でも裏付けられています。
日傘を差すと、暑さ指数(WBGT)が1〜3℃程度下がった例が示されています。

少人数の実験ではありますが、日傘を差して歩いた場合、帽子と比べて汗の量が約17%減ったという結果もあります。
汗が減れば、訪問先に着いたときの見た目も、体力の消耗も変わってきます。

▶ 出典: 環境省「日傘の活用推進について」

私が夏の外回りで日傘を使い始めたきっかけ

私の幼少期と比べて、夏の日差しは明らかに強くなったと感じます。
6月半ばを過ぎると、日中の公園から子供の姿が消えます。
子供でさえ、あるいは子供だからこそ、耐えがたい日差しなのでしょう。

頭を焼く陽光。
路上に立つ陽炎。
駅から会社までの数分の道を歩く間に、汗が吹き出し視界がかすみます。

もともとインドア派で、日光は大の苦手です。
それでも外回りの営業職である以上、8月の炎天下を歩かないわけにはいきません。

正直に言えば、日傘の存在は知っていました。
それでも「男性が日傘?」という気恥ずかしさと、手持ちの荷物を増やしたくないという理由で、長いこと手を出さずにいたのです。

夏の沖縄

考えが変わったのは、2024年の夏、家族旅行で行った沖縄でした。
本土に勝る猛暑で、あまりの日差しにホテルから出るのをあきらめかけたとき、妻が日傘を貸してくれました。
彼女は現地で新しい日傘を買い足して、古い1本が余っっていたのです。

効果は歴然でした。

直射日光を遮る「人工の日陰」の中は、明らかに涼しい。
傘を差している間だけ、息がつけるような心地がしました。

思えばそれまでの外歩きは、できるだけ日陰の多い道を探し、陰から陰へ、日の当たるところはダッシュで移動する日々でした。
今思えばあほらしい話です。

日傘があれば、「常に日陰を携帯できる」んだから!

感動のあまり、旅行の残りの日程は女性ものの日傘で通しました。
そして本土に帰る頃には、ネットで自分用の日傘を探し始めていたのです。

選ぶ条件は「ビジネスの装いに合い、たたんだ状態でもスタイリッシュな傘」でした。
スポーティすぎる見た目や、たたむとくしゃくしゃになる傘は候補から外しました。
籐の曲がり手元を備え、長傘のままたためるコットンローンシェードは、うってつけの1本だったわけです。

日傘に2万円は、確かに高い買い物です。
それでも毎日使う道具と考えて、投資する価値があると判断しました。

あれから約2年。
3シーズン目に入ったこの夏も、7月からは毎日差して通勤しています。

小宮商店コットンローンシェードの基本情報

私が使っているのは、小宮商店の「コットンローンシェード」折りたたみ2way、ネイビーです。

ネイビーの折り畳み傘

小宮商店は東京・日本橋で1930年から続く傘の専門店。
コットンローンシェードの主なスペックは以下の通りです。

タイプ折りたたみ2way(長傘としても使える2段折り)
サイズ親骨55cm・8本骨(グラスファイバー骨)
重さ約345g
遮光率99.99%以上(JUPA基準の一級遮光)
UVカット率99.9%以上
遮熱指数50%以上
晴雨兼用○(撥水・耐水加工)
表地コットン100%のローン生地(裏に黒のポリウレタンラミネート加工)
ハンドル籐(ラタン)の曲がり手元
生産国日本製・修理対応あり
価格¥22,000(購入時)

私は2024年8月に、楽天市場の小宮商店公式ストアで購入しました。

ひとつ補足すると、コットンローンシェードは「完全遮光」ではなく「一級遮光」の傘です。
日本洋傘振興協議会(JUPA)が遮光率99.99%以上の生地と定めた基準で、「完全遮光」「100%遮光」という表示が店舗ごとの独自名称なのに対し、業界統一の基準に基づいた表記です。
小宮商店があえて控えめな表記を選んでいるあたりに、老舗の誠実さを感じます。

約2年使って感じた4つのよさ

3シーズン使い続けて感じたよさは、次の4つです。

傘の下に入った瞬間、体感がまるで違う

日傘の価値は、何よりもまず体感です。
日向から傘の下に入ると、はっきり涼しくなります。
一級遮光(遮光率99.99%以上)の生地が日差しを物理的に遮り、黒いラミネート加工の裏地が地面からの照り返しまで吸収してくれるからです。

効果を一番実感するのは、訪問先に着いたときです。
日傘なしの頃は、先方に着く頃には汗だくで、気分まで悪くなる日もありました。
日傘を使うようになってからは、吹き出す汗も、あの気分の悪さも、ずいぶん軽くなりました。

汗だくでない状態で先方の前に立てる。
外回りの営業職には、これが一番の利点かもしれません。

黒い傘の裏地
熱を吸収する、裏地のラミネート加工

明るいネイビーのコットン生地がビジネススタイルに馴染む

ビジネスで使う日傘は、見た目が最大の関門だと思います。
コットンローンシェードのネイビーは、名前こそネイビーですが、実際はシャンブレーシャツのようなブルーに近い明るい色です。
落ち着いたデザインでありながら、明るいブルーの夏らしい爽やかさがあります。

表地がコットンなので光沢が控えめで、籐(ラタン)の曲がり手元と相まって、品の良さと軽快さが両立しています。
真夏はジャケパンやシャツ1枚で外を回りますが、どんな装いにも違和感なく馴染むので、取引先の前でも気になりません。

木の傘ハンドル
落ち着きのある、木製(藤)のハンドル
日傘を差すビジネスマン

長傘の状態のまま、すぐ差せる

個人的に一番気に入っているのがここです。
コットンローンシェードは2way仕様なので、折りたたまずに、長傘の状態で閉じてバンドを巻けます。

傘のネームバンド
布地の表と裏、両方にバンドがある

移動の多い営業職にとって、傘の開閉は一日に何度も発生します。
電車に乗るたびに骨を折りたたんでいたら、それだけでストレスです。
長傘の状態のままなら、駅を出て数秒でまた差せます。

傘を持つビジネスマン
長傘の状態で畳むことができます。

晴雨兼用なので「降るかも」の日はこれ1本で出られる

コットンローンシェードは晴雨兼用です。
天気予報が「降るかも」程度の日は、この傘1本で家を出ます。

朝から雨が降っている日は、Ramuda(ラムダ)の雨傘「レインドロップ レクタス」を選びます。
使い分けの基準は単純で、「メインが日差しならコットンローンシェード、メインが雨ならラムダ」です。

ラムダのレビューはこちら

使ってわかった難点

約2年使って感じた難点は、4つあります。

一級遮光の裏地のぶん、やや重い

重さは約345gです。
軽量をうたう日傘には150g前後のモデルもあるので、比べれば明らかに重い部類に入ります。
一級遮光のラミネート加工と、しっかりした8本骨の代償です。

ただ、私はこの重さを頑丈さとのトレードオフだと考えています。
毎日使う道具に必要な重さだと納得しているので、実際のところ、あまり気になりません。

畳むときに骨を手で折る必要がある

コットンローンシェードは、ワンタッチでは畳めません。
骨を1本ずつ手で折って畳む方式で、これが地味に面倒です。

ただ、前述の通り私は長傘の状態のまま使うので、骨を折って畳むのは「カバンにしまう必要がある日」だけです。
2wayという仕様が、この難点をかなり緩和してくれています。

価格が高い

¥22,000という価格は、日傘としては高級な部類です。
コンビニのビニール傘の、実に30本分以上です。

私は「修理しながら長く使える日本製の道具」として納得して買いましたが、まず日傘を試してみたい人には、いきなりおすすめする価格ではありません。

本降りの雨には向かない

晴雨兼用とはいえ、主戦場はあくまで日差しです。
朝から本降りの日は、雨傘のラムダを選んでいます。
「雨も日差しもこれ1本で」を期待すると、少し違うと感じるはずです。

それでも、3シーズン目のこの夏も、晴れた日の相棒はこの傘です。
軽量な2本目の買い足しは検討中ですが、コットンローンシェードを手放すつもりはありません。
難点を全部踏まえたうえで、毎日使う道具として選び続けています。

コットンローンシェードがおすすめな人・おすすめしない人

おすすめな人

  • ビジネススタイルに合う、上品な見た目の日傘が欲しい
  • 営業職など、外回りで開閉の回数が多い
  • 修理しながら1本を長く使いたい
  • 軽さより、見た目と使い勝手を重視する

おすすめしない人

  • とにかく軽い日傘が欲しい
  • 畳む手間を一切かけたくない
  • まずは安い日傘で試してみたい
  • 雨の日もこれ1本で済ませたい

おすすめな人であれば、価格に見合う働きをしてくれるはずです。

ビジネススタイルに合う日傘の選び方

コットンローンシェード以外にも、日傘の選択肢はたくさんあります。
「何を選べばいいかわからない」という人は、まず次の3つの要素を重視してみましょう。

遮光率99.99%以上(一級遮光)を選ぶ

日傘選びでまず見るべきは、遮光率です。
目安になるのは、日本洋傘振興協議会(JUPA)が定める「一級遮光」=遮光率99.99%以上という基準です。

「完全遮光」「100%遮光」という表示は店舗ごとの独自名称で、統一された基準ではありません。
表記に迷ったら、「一級遮光」または「遮光率99.99%以上」と明記されたものを選べば失敗しません。

遮熱効果のあるものを選ぶ

遮光(光を遮る)と遮熱(熱を遮る)は、別の性能です。
JUPAの「遮熱・遮光マーク」は、遮熱率35%以上かつ遮光率99%以上の製品に表示できます。
最近の猛暑を考えると、遮熱をうたうモデルを選んでおくと安心です。

ちなみにコットンローンシェードは、検査機関の測定で遮熱指数50%以上という結果が出ており、酷暑向きの部類に入ります。

晴雨兼用を選ぶ

夏は夕立やゲリラ豪雨の季節でもあります。
晴雨兼用なら、「降るかも」の日も日傘1本で家を出られます。
毎日持ち歩く仕事道具として考えるなら、外せない条件です。

以上の3条件に加えて、ビジネスで使うならネイビーや黒などの落ち着いた色を、開閉の多い営業職なら畳みやすさ(2wayや3段折)を見ておくと、さらに失敗が減ります。

この3条件を満たす傘で、私がいま2本目として購入を検討しているのが、Wpc.の「go-koh(ゴコウ)遮光スーパーウィンドレジスタンス」です。

3段折で取り回しがよく、親骨55cmと男性でも使いやすい大きめサイズです。
まだ購入には至っていませんが、Wpc.の店頭で実物を開閉してみたところ、伸ばしたときのがたつきが少なく、つくりの堅牢さを感じました。
公式が耐風性をうたっているのも、うなずける手応えです。
色は真っ黒で地味ですが、ビジネスで使うならむしろ好都合でしょう。

よくある質問

男性が日傘を差すのは、本当に恥ずかしくないですか?

恥ずかしくありません。
ウェザーニュースの調査では、日傘を使う男性は2019年の4%から2026年には15%まで増えています。
私自身、約2年間ビジネスの装いで差し続けていますが、周囲の目が気になった経験はありません。

雨の日も日傘1本で済ませられますか?

小雨程度なら晴雨兼用で対応できます。
ただし本降りの雨には向かないので、雨がメインの日は雨傘との使い分けをおすすめします。

ビジネスで使うなら何色がいいですか?

ネイビーやブラックなど、落ち着いた色をベースに選ぶのがおすすめです。
私のコットンローンシェードはブルーに近い明るめのネイビーですが、デザインが落ち着いているので、ジャケパンでもシャツ1枚でも浮きません。
むしろ夏らしい爽やかさが出て、気に入っています。

まとめ:日傘は夏の営業職を助ける仕事道具

日本の男性へ、日傘のおすすめでした。

  1. 男性の日傘は恥ずかしくない(使用率は7年で4%→15%に増加)
  2. 一級遮光(99.99%以上)・晴雨兼用・2wayで、外回りの多い営業職と相性が良い
  3. 明るいネイビーのコットン生地と籐の手元はビジネススタイルに馴染む
  4. 日傘選びの3条件は「一級遮光」「遮熱効果」「晴雨兼用」
  5. 難点は重さ・畳みにくさ・価格(それでも3シーズン、夏は毎日使っている)
  6. 本降りの雨は雨傘と使い分ける

日傘は、夏の外回りをしのぐための立派な仕事道具です。
気後れして損をするには、最近の夏は暑すぎます。

明日の通勤に使えるような日傘を、ぜひ探してみてください。

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この記事を書いた人

スーツについて勉強中、神戸出身・神戸在住の営業マン。
無理なく、きちんと。ビジネススタイル 。
そんな等身大の装いを発信します。

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