
我ながら、まったく成長がありません。
つい先日、「安く買えるからという理由に流されず、自分のスタイルに必要なのかを熟考してから靴を買っていきたい」と書いたところです。


その舌の根も乾かないうちに、革靴が増えました。
とはいえ、チャッカブーツは以前から探していました。愛用していたエドワード・グリーンの古い一足が破損し、代わりを探すなかで見つけたのがカルミーナの80238です。
黒のプレーントゥと端正なRainラストを組み合わせた、スーツに合わせやすいチャッカブーツでした。
- カルミーナ80238の仕様と外観
- スーツに合わせやすいと感じた理由
- Rainラストの履き心地
- カルミーナを続けて購入している理由
カルミーナにハマっています
カルミーナ(CARMINA)は、スペイン・マヨルカ島を拠点とする革靴メーカーです。一族の靴作りは1866年までさかのぼり、現在もマヨルカ島の工場でグッドイヤーウェルト製法を中心とした靴を手がけています。
端正な木型と豊富な革の選択肢も、このブランドの魅力です。
参考:Carmina Shoemaker公式・ブランドの歴史


私が所有するカルミーナは、80238で3足目になりました。先に購入したのは、SIMPSONラストのジョッパーブーツと、ユタカーフを使ったサイドゴアブーツです。


革や木型は異なっても、細身でスタイリッシュなのに主張が強すぎない魅力は共通しています。スーツやスラックスへすんなり収まる色気に、いまハマっています。
カルミーナ80238はスーツに合わせやすいチャッカブーツ
80238は、黒のプレーントゥにRainラストとYorkソールを組み合わせたモデルです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | CARMINA(カルミーナ) |
| モデル | 80238 |
| 種類 | チャッカブーツ |
| アッパー | Black Boxcalf |
| ラスト | Rain |
| ソール | York Sole |
| サイズ | UK7 |


黒のプレーントゥは主張が強すぎない
つま先には、キャップやメダリオンなどの装飾がありません。シンプルだからこそ、Rainラストの輪郭とボックスカーフの艶が引き立ちます。
パンツの裾にシャフトが隠れると、端正な外羽根靴のような表情です。黒なのでスーツの色も選びにくく、ネイビーやグレーへ素直に合わせられます。


装飾のないプレーントゥ。黒のボックスカーフがRainラストの輪郭を引き立てます。
Rainラストはシャープすぎずバランスがよい
Rainラストは、低めのトウと丸みを残したスクエアトウが特徴です。横から見ると、ボリュームを抑えたすっきりした輪郭が分かります。


シャフトはやや高めですが、ボリュームを抑えた横顔です。
手持ちのSIMPSONラストは、トウ先の角が立ち、スクエア感が強く見えます。対するRainは輪郭が穏やかで、細身でも攻撃的に映りません。


左がRainラストの80238、右がSIMPSONラストのサイドゴアブーツです。


Yorkソールなら天候を気にせず選びやすい
Yorkソールは、前足部と踵にラバー、ウエスト部分に革を配した仕様です。


スタッド入りのラバーと革を組み合わせたYorkソールです。
接地面には小さなスタッドが並び、レザーソールより雨の日に選びやすくなっています。


ぱっと見はハーフラバーを装着したレザーソールに見えます。実は逆で、ウエストの部分にレザーを装着したラバーソールなんです。
完全防水ではありませんが、ドレス感と仕事靴としての実用性を両立したソールです。
スーツに合わせて履いてみました
80238をダークスーツへ合わせます。端正なフォルムのおかげで、ブーツながら軽快な印象。


パンツの裾から見えるのは、装飾のない黒いプレーントゥです。クリースの入ったスラックスとも自然につながり、スーツのドレス感を崩しません。


パンツの裾から見える姿は、端正な黒の短靴に近い印象です。


真夏の猛暑日にスーツとブーツという奇行には、目をつぶってください。どうしても履きたくて、我慢できませんでした。


Rainラストの履き心地
海外フォーラムで、「SIMPSONが最も細身で、Rainは比較すると甲や踵にゆとりがある」という意見を見たことがあります。80238がガバガバだったらどうしようと心配していましたが、結果としては杞憂でした。
小指の強い当たりや踵の浮きはなく、足全体は良好にフィットしています。一方で、硬い履き口が足首へ当たる点は気になりました。
小指の懸念は晴れ、前滑りもしない
室内では小指周辺にわずかな存在感がありましたが、歩いても強い当たりや痛みは出ませんでした。踵からつま先まで押さえが効き、靴の中で足が前へ滑りません。
幅や甲が余る感覚もなく、適度に包まれるフィット感です。
踵はSIMPSONほど締まらないが浮きはない
Rainは、SIMPSONほど踵を強くつかむ感覚がありません。それでも歩行中の浮きはなく、現在の収まりが私にはちょうどよく感じます。


左が80238、右がSIMPSONラストのサイドゴアブーツ。ブーツ丈と素材も異なります。
80238はシャフト部が足首を支えるため、Rainラストの短靴では感想が変わるかもしれません。
硬い履き口が足首へ当たる
コシのあるボックスカーフのトップラインが足首へ食い込み、歩くたびに痛みを感じました。履き続けられないほどではなく、サイズや木型よりも革の硬さが原因だと思います。
手持ちの2足は柔らかなスエードとユタカーフなので、今回は素材の違いがはっきり表れました。履き込むうちに革が馴染み、当たりが和らぐのを期待したいところです。
よくある質問
- カルミーナ80238はスーツに合わせられますか?
-
黒のプレーントゥと端正なRainラストにより、スーツへ自然に合わせられます。
- Yorkソールは雨の日にも履けますか?
-
接地面の大部分がラバーなので、レザーソールより雨の日に選びやすい仕様です。ただし完全防水ではないため、強い雨や長時間の水濡れには向きません。
まとめ|秋冬のスーツに合わせたい一足です
カルミーナ80238は、黒のプレーントゥと端正なRainラストを備えた、スーツに合わせやすいチャッカブーツです。Yorkソールの実用性も高く、天候が不安な日の仕事靴として頼れます。
履き口の硬さは気になるものの、足全体のフィット感と歩き味は良好でした。秋冬はスーツへ積極的に合わせたい一足です。
- 黒のプレーントゥでスーツに合わせやすい
- Rainラストは細身ながら輪郭が穏やか
- Yorkソールはドレス感と実用性を両立
- 小指の強い当たりや踵の浮きはない
- 硬い履き口は今後の馴染みに期待したい
どうやら、しばらくカルミーナ熱は冷めそうにありません。










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