【愛用2年レビュー】雨の日が待ち遠しくなる傘。Ramuda「レインドロップ レクタス」の魅力を徹底解説

傘をさすビジネスマン アイテム別ガイド

雨の日のスーツ通勤、正直すこし憂鬱じゃないですか?

特に傘選びは、意外と悩みの種ですよね。 ビニール傘は安くて便利ですが、風ですぐに壊れたり、電車の中に忘れてしまったり…。

なにより、こだわって選んだスーツや革靴に合わせるには、少し物足りない…。そう感じているビジネスパーソンは、きっと私だけではないはずです。

実は、たった一本のお気に入りの傘を持つだけで、雨の日の気分も、あなたのビジネスマンとしての印象も大きく変わるんです。

この記事では、私が2年以上愛用しているRamuda(ラムダ)の長傘「レインドロップ レクタス」について、その魅力から少し気になる点、長持ちさせるメンテナンス方法まで、徹底的にレビューします。

傘を開いたところ

この記事を読めば、あなたもきっと雨の日が少し楽しみになる、一生モノと呼びたくなる傘に出会えるはず。 ぜひ最後までお付き合いください。

なぜ「ちゃんとした傘」なのか?デキる大人がビニール傘を使わない理由

傘なんて雨が凌げればなんでもいいでしょ

以前の私は、本気でそう思っていました。

しかし、ビジネススタイルを学ぶ中で、傘が想像以上にその人の印象を左右するアイテムだと気づいたんです。 まずは、私がビニール傘を卒業した3つの理由からお話しさせてください。

① 印象を左右する「身だしなみ」の一部だから

スーツの着こなしで最も大切な「清潔感」と「サイズ感」。 これは、当ブログでも繰り返しお伝えしている基本です。

ヨレヨレのシャツや、手入れされていない革靴が相手に与える印象は、決して良くありません。 そして、それは傘も同じ。
錆びていたり、骨が曲がっていたりするビニール傘は、せっかく整えたスーツスタイル全体の印象を下げてしまうのです。

逆に言えば、質の良い美しい傘は、あなたの細部へのこだわりを示し、信頼感に繋がります。

② 長く使えて経済的!「使い捨て」からの卒業

ビニール傘

「ビニール傘は安い」と思いがちですが、本当でしょうか?

1本500円だとしても、年に数回買い替えていれば、数年で数千円の出費になります。 風が強い日には一瞬で壊れてしまい、また新しいものを買う…。 この「使い捨て」のサイクルは、長い目で見ると決して経済的とは言えません。

しっかりした作りの傘を一本買い、大切にメンテナンスしながら長く使う。
これこそが、賢い大人の選択だと私は考えています。

③ 愛着が「雨の日の憂鬱」を軽減してくれる

最後は、気持ちの問題。

これが意外と馬鹿にできません。

雨の日はただでさえ気分が沈みがち。 そんな日に使う傘が、愛着のないビニール傘では、ますます気が滅入ってしまいます。

お気に入りの傘が一本あるだけで、「よし、あの傘の出番だな」と、少しだけ前向きな気持ちになれる。 自分の持ち物に愛着を持つことは、日々の生活を豊かにする上でとても大切な要素なのです。

私が選んだ一本。Ramuda「レインドロップ レクタス」とは?

レインドロップ

「ちゃんとした傘を持とう」 そう決意した私が、いくつかの候補の中から選んだのが、Ramuda(ラムダ)の「レインドロップ レクタス」でした。

ここでは、この傘が持つ背景と特徴について、少し詳しくご紹介します。

傘一筋75年以上。老舗メーカー市原のブランド「Ramuda(ラムダ)」

Ramuda(ラムダ)は、1946年創業の老舗傘メーカーである「市原」が手掛けるオリジナルブランドです。 量販店でよく見る傘とは一線を画す、丁寧なものづくりが魅力。

伝統工芸士が所属する工房で、熟練の職人さんが一本一本手作りしている、まさに「日本製の良心」とも言えるブランドです。 私が惹かれたのも、この「長く使えるものを作りたい」というブランドの姿勢でした。

秘密は蓮の葉!帝人の高機能素材「レクタス」の驚きの撥水性

蓮の葉

この傘の最大の特徴が、その名にもなっている「レクタス」という生地です。 これは、大手繊維メーカーの帝人が開発した特殊な素材。

蓮の葉の上を水滴が転がり落ちる「ロータス効果」を、生地の上で再現しているそうです。 目には見えない微細な凹凸構造によって、雨粒が生地に染み込むことなく、コロコロと玉のように転がり落ちていきます。

この撥水性は、言葉で説明するよりも、実際に体験すると本当に感動しますよ。

細部まで宿るこだわり。アイアンウッドの持ち手と美しいフォルム

傘のハンドル

「レインドロップ レクタス」は、機能性だけでなく、見た目の美しさも格別です。 特に私が気に入っているのが、持ち手の部分。

ここには「アイアンウッド」という、その名の通り鉄のように硬く、耐久性の高い木材が使われています。 手にしっくりと馴染む、なめらかな質感と程よい重み。 絶妙なカーブを描くこの持ち手は、見た目の高級感だけでなく、持ちやすさまで計算され尽くされていると感じます。

閉じてストラップで留めた時の、スッと伸びる佇まいは、まるで一本のステッキのよう。 この美しさも、所有する喜びを満たしてくれる大きなポイントです。

【徹底レビュー】レインドロップ レクタスを2年使って感じた5つの魅力

ここからは、この傘を2年間、実際の通勤や外回りで使い倒してきた私が感じた、リアルな魅力をお伝えします。 購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

① 驚きの軽さ!重さわずか320gで通勤・移動が本当に楽

最初にこの傘を持って、まず驚いたのが「軽さ」です。 重さは、なんと約320g。

一般的な紳士用の長傘は400g~500g程度のものが多いので、これは驚異的な軽さと言えます。 数字だけ見るとピンと来ないかもしれませんが、この差は歴然。

雨の日の満員電車で、片手に傘、片手に鞄を持っていても全く苦になりません。 風が強い日に煽られにくいというメリットもあり、この「軽さ」は毎日の通勤で本当にありがたいと感じる部分です。

② 見ていて気持ちいい!感動レベルの超撥水性

先ほども触れましたが、「レクタス」生地の撥水性は本当に見事です。 お店の入り口などで傘をたたむ際、2、3回軽く振るだけで、ほとんどの水滴が滑り落ちていきます。

周囲に水をまき散らす心配も少なく、スマートに振る舞える。 電車に乗る時も、たたんだ傘から水が滴ってズボンや床を濡らしてしまう、あの嫌な感じがありません。

雨粒が傘の上を転がっていく様子は、見ていて飽きないほど。 雨の日が少し楽しくなる、最大の理由かもしれません。

③ スーツスタイルを引き立てる、洗練されたデザイン

青い傘

ビジネスマンにとって、傘は「身だしなみの一部」。 だからこそ、スーツに似合う傘が欲しかった私にとって、この傘のデザインは理想的でした。

私が選んだのは、深みのある「ロイヤルブルー」。 ネイビーやグレーといった定番のスーツの色によく馴染みます。

特に閉じた状態の美しさは特筆もの。 シュッと細身にまとまるので、電車で座った時に立てかけても邪魔になりにくいんです。 取引先のエントランスで、この傘をスッとたたむ。そんな何気ない所作まで、美しく見せてくれる気がします。

④ 豪雨でも安心。しっかり体をカバーするサイズ感

デザイン性の高い傘の中には、サイズが小さめで実用性に欠けるものもあります。
でもこの傘は、開いた時の直径が108cmと十分な大きさ。 成人男性がリュックを背負っていても、肩や荷物が濡れにくいサイズ感です。 見た目のスマートさと、いざという時の実用性を両立している。 このバランス感覚が、本当に素晴らしいですね。

⑤ 1万円台で手に入る、優れたコストパフォーマンス

本格的な紳士傘の世界は奥が深く、海外ブランドなどでは5万円以上するものも珍しくありません。 その中で、この「レインドロップ レクタス」は、税込みで14,000円ほど。

決して「安い」とは言いません。 しかし、これだけの機能性、デザイン性、そして職人による丁寧な作り込みを考えれば、私はむしろ「安い」とさえ感じています。

すぐに壊れる傘を何度も買い替えることを考えれば、数年、いや10年使うことを見越した「賢い投資」と言えるのではないでしょうか。

正直に告白します。使っていて気になった点と解決策

もちろん、2年間使ってきて、良いところばかりではありませんでした。 どんなに良い製品にも、少し気になる点はつきもの。 ここでは、私が感じた弱点と、その解決策を正直にお伝えします。

唯一の弱点?使い続けると撥水性は少しずつ落ちてくる

あれだけ絶賛した「撥水性」ですが、残念ながら永遠ではありません。 「レクタス」生地は、表面の微細な凹凸構造で水を弾いています。 そのため、ホコリや手の脂などの汚れが付着すると、その効果が弱まってしまうのです。

私も2年使ううちに、よく手で触れてしまう部分が、水を吸うようになってしまいました。

これは、高機能素材であるがゆえの宿命かもしれません。

メーカー直伝!自宅でできる撥水性復活のメンテナンス術

「この撥水性、どうにかならないかなー」
そう思い、私は製造元である市原さんに、直接メールで問い合わせてみました。 すると、とても丁寧な回答と共に、家庭でできるメンテナンス方法を教えていただけたのです。

  1. ぬるま湯で薄めた中性洗剤をスポンジに含ませ、生地の表面をやさしく洗う
  2. 洗剤が残らないよう、真水でしっかりとすすぐ
  3. 生地から少し離して、ドライヤーの温風やスチーマーの蒸気を軽くあてる
  4. 風通しの良い場所で陰干しし、完全に乾かす

この手順を踏むことで、付着した汚れが落ち、凹凸構造が回復して撥水性がある程度戻るそうです。 (※新品同様に完全復活するわけではない、とのことでした)

こうしたメンテナンス情報が用意されていて、メーカーが真摯に対応してくれる安心感。 これも、この傘を長く愛用したいと思える理由の一つです。

「レインドロップ レクタス」はこんなビジネスパーソンにおすすめ!

さて、ここまで詳しくレビューしてきましたが、最後にこの傘がどんな方に特におすすめできるかをまとめます。

傘をさして歩くくまを

身だしなみにこだわり、印象を大切にしたい方

スーツや靴、鞄と同じように、傘も「自分を表現するアイテム」だと考える方には、間違いなくおすすめです。 細部まで手入れの行き届いた持ち物は、あなたの評価を静かに高めてくれます。 過去の私のように、「スーツはビシッとしてるのに、傘だけが残念…」という事態を避けたい方にこそ、手にとっていただきたいです。

モノを大切に長く使い、愛着を育てたい方

「安物を使い捨てるサイクルから抜け出したい」 「良いものを手入れしながら、長く愛用したい」 そんな価値観を持つ方には、最高の相棒になるはずです。 少し撥水性が落ちてきたら、自分でメンテナンスしてみる。そうやって手をかけることで、ただの「道具」以上の存在になっていきます。

大切な人への「気の利いた贈り物」を探している方

父の日や、パートナーの誕生日、就職祝いなど。 「自分ではなかなか買わないけれど、貰ったらすごく嬉しい」 傘は、そんなプレゼントの代表格ではないでしょうか。

実用性とデザイン性を兼ね備え、語れるストーリーもあるこの傘は、贈り物としても最適。 きっと、贈った相手の雨の日を、少しだけ特別なものにしてくれるはずです。

まとめ:雨の日が、きっと少しだけ好きになる一本

傘をさすくまを2

今回は、私が2年以上愛用している傘、Ramudaの「レインドロップ レクタス」をご紹介しました。

最後に、重要なポイントをもう一度おさらいします。

  • 驚きの軽さ(約320g)で、毎日の持ち運びが苦にならない
  • 感動的な撥水性で、たたむ時もスマート
  • スーツスタイルを格上げする、洗練された美しいデザイン
  • 1万円台で手に入る、優れたコストパフォーマンス
  • メーカー直伝のメンテナンスで、長く愛用できる安心感

この傘を使い始めてから、私は雨の日の憂鬱がかなり減りました。 大げさではなく、「あの傘が使えるな」と、少しだけ楽しみになったほどです。

たかが傘、されど傘。

身につけるものひとつで、自分の気持ちも、周りからの印象も変わる。

この傘は、私にそんな大切なことを教えてくれました。

もしあなたが「そろそろ、ちゃんとした傘が欲しいな」と思っているなら、ぜひ候補の一つとして検討してみてください。 きっと、後悔はしないはずです。

雨の日のスーツ対策について知りたい方は、こちらも読んでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました