「オンオフ問わず履ける、便利な革靴が欲しい」
「スエードの靴って、なんだか手入れが難しそう…」
「コスパが高いと噂の『Raymar(レイマー)』って、実際どうなの?」
こんな風に考えている人、いませんか?いますよね?
今回は、革靴を100足以上購入してきた私が、実際に手に入れたRaymarの「STEVE」(スエード)を徹底レビューします。
実は、Raymarから発売されているスエードレイジーマン「STEVE(スティーブ)」は、3万円台という価格ながら、「驚くべき汎用性」と「圧倒的なコストパフォーマンス」を兼ね備えた名作。
この記事を読めば、「STEVE」の魅力はもちろん、気になるサイズ感、オンオフ使えるコーディネート例、そして「実は簡単な」スエードのお手入れ方法まで、すべて分かりますよ。
購入はこちら。
目次
Raymar(レイマー)「STEVE」とは?購入経緯と開封レビュー
購入の決め手はポップアップショップでの出会い
先日、ルクアイーレ(大阪)で開催されていた「〈RAYMAR〉×〈MOVER GARMENTS〉 POP UP SHOP」に立ち寄ったんです。
ちょうどそこでは、Raymarのスタッフの方が店頭に立たれていました。
とても気さくな方で、製品の魅力だけでなく、制作の裏話まで聞かせていただけました。

私がたまたま履いていた同ブランドのレイジーマン「JAMES」(スムースレザー)(※)を見て、「すごく良い感じに育っていますね!」とエイジングを褒めていただけたのも嬉しかったですね。
(※「JAMES」については、こちらの記事で詳しくレビューしています。)
「レイジーマン」の脱ぎ履きのしやすさに感動し、「もう一足欲しい」と探していた私にとって、製品に対する情熱を感じるこの出会いが、購入の一押しとなりました。
開封レビューと「STEVE」の基本スペック

こちらが購入した「STEVE」(スエード)です。 第一印象は、「柔らかそうなスエード素材と、丸みを帯びたフォルムが優しい雰囲気」というものでした。
ここで「STEVE」の基本的なスペックを見てみましょう。
- デザイン: パンチドキャップトウ レイジーマン(サイドエラスティック)
- アッパー: スエード(ヨーロッパ産原皮を中国にてなめしたものだそうです)
- 製法: グッドイヤーウェルテッド製法
- ソール: ビブラムソール
- ラスト(木型): 0401
アッパーのスエードは毛足が短く、非常に柔らかいのが特徴です。

ブランド革ではありませんが、上品な質感で足なじみがとても良いですよ
製法は、修理が可能でタフな「グッドイヤー製法」。
そしてソールは、滑りにくく頑丈なビブラムソールです。
この組み合わせこそ、汎用性の高さを支えるポイントですね。
スエードレイジーマン「STEVE」の圧倒的な汎用性
私が「STEVE」(スエード)を強くおすすめしたい理由。
その一つ目が、この圧倒的な汎用性の高さです。
魅力①:オンオフ問わないコーディネート力

パンチドキャップトウという控えめな装飾と、レイジーマンのすっきりしたデザイン。
これは、ビジネスカジュアル、特にジャケパンスタイルに驚くほどマッチします。
スーツに合わせる場合も、フランネルやツイードなど、素材感のあるスーツとの相性が抜群です。
スエードの起毛感が、秋冬素材の温かみと見事に調和します。
そして「STEVE」の懐の深さは、これだけではありません。
やや丸みを帯びたカジュアルなフォルムは、カーゴパンツのようなミリタリーアイテムにも合います。
革靴でありながら、スニーカーのような気軽さで合わせられる底力。
ここは大きな魅力ですね。
魅力②:実は雨でもOK!天候を問わない実用性
「スエードって雨に弱いんじゃ?」と思う方もいるかもしれませんね。 実は、スエードは防水スプレーさえかけておけば、表革(普通の革)よりも水に強いんです。
※表面の微細な起毛が、水滴をしみこませずはじくため。
頑丈なビブラムソールとの組み合わせで、急な雨でも慌てる必要がありません。
天候を気にせずガシガシ履ける、まさに実用的な一足と言えます。
3万円台の衝撃!Raymar「STEVE」の高いコストパフォーマンス
おすすめしたい理由の二つ目が、Raymarというブランドが実現する驚異的なコストパフォーマンスです。
魅力③:脱ぎ履き楽チンな「レイジーマン」の利便性
「レイジーマン(怠け者)」とは、サイドにゴム(エラスティック)が隠されており、靴紐を結んだまま脱ぎ履きできるデザインのことです。
ゴムが外から見えないため、一見するとクラシカルな紐靴に見える上品さが魅力。

一度この便利さを知ってしまうと手放せなくなってしまいます。
特に、飲み会などで座敷に上がる際など、そのスマートさに感動しますよ。
魅力④:堅牢な製法と信頼のソール
「STEVE」(スエード)は、修理をしながら長く履ける「グッドイヤー製法」を採用しています。
さらに、ソールは滑りにくく頑丈な「ビブラムソール」。
水を通さず、濡れた路面でも安心して履けます。

これだけの仕様を備え、オンオフ使える汎用性まで併せ持つ靴が、3万円台で手に入る。
これこそ、Raymarの凄さです。
(Raymarというブランドそのものについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ)
Raymar「STEVE」のサイズ感と履き心地

いくらコスパが良くても、サイズが合わなければ意味がありませんよね~
「STEVE」(スエード)のサイズ感についても詳しく解説します。
ラスト0401の履き心地と、おすすめな足の形
「STEVE」に使われているラスト0401は、タイトすぎず、まさに「スタンダードで万人受けする」という印象です。 柔らかいスエードのおげで、履き始めの「革靴の硬さ」をあまり感じません。
- 「シャープすぎる靴は苦手」という方
- 標準的な足型で、快適な履き心地を求める方
こういった方々に、特におすすめできる木型だと感じました。
(補足)「JAMES」とのサイズ感比較
参考までに、同ブランドの「JAMES」(スムースレザー / ラスト6673)と比べると、「STEVE」(スエード / ラスト0401)は、
- 甲がそれほど薄くない(低くない)
- トウ(つま先)がやや丸みを帯びている
という特徴があり、JAMESよりも全体的に少しゆとりのある設計だと感じました。

私は「JAMES」の「7 1/2(25.5cm相当)」に対し、「STEVE」はワンサイズ下の「7(25.0cm相当)」を選びました。 もし「JAMES」をお持ちの方は、試着の上、ワンサイズダウンも検討していいかも。

Raymar「STEVE」のプレメンテナンスと簡単なお手入れ方法
「スエードは手入れが面倒」というのは誤解です。実際はすっごく簡単な手入れで長持ちするんですよ。
長く愛用するためのお手入れを紹介します。
①ブラッシング

まずは、靴用ブラシで毛並みを整えるように優しくブラッシングします。

私は馬毛のブラシを使ってます
これで表面のホコリや汚れを落とします。
②スエードスプレー(防水)

次に、防水・栄養補給ができる「スエードスプレー」を全体に吹きかけます。
私は「M.モウブレイ」の透明タイプを使っています。
(※Raymarさんのおすすめは「サフィール」のカラー付きスプレーだそうです。色が褪せてきたら使ってみようと思います)
これをかけるだけで、高い防水性を発揮してくれます。 着用後のメンテナンスも、基本的にはこの「ブラッシング」と、定期的な「スプレー」だけでOK。 一般的な表革の靴より簡単じゃないですか?
まとめ:STEVEは「汎用性」と「コスパ」を両立した傑作

今回は、Raymarの新作スエードレイジーマン「STEVE」(スエード / カジュアル)を徹底レビューしました。
▼「STEVE」の重要ポイント
- オンオフ使える圧倒的な汎用性(ジャケパン〜カーゴパンツまで)
- スエード×ビブラムソールで悪天候でもOK
- 脱ぎ履きが楽な「レイジーマン」仕様
- 3万円台で買える驚異のコストパフォーマンス
「便利で、天候を気にせず、オンオフ使える革靴が欲しい」
そんなわがままな悩みに応えてくれる一足です。
汎用性とコスパが高く、これからのエイジング(経年変化)が非常に楽しみな傑作。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
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