クールビズの季節になると、ジャケットを脱いでシャツ一枚になったはいいけれど、「なんだか物足りない」「間が抜けて見える」と感じることはありませんか?
そんなビジネスマンの方々に知ってほしいのが、ビジネスベストという選択肢です。でも多くの方が「自分には似合わない」「周りで着ている人がいない」「格式高すぎるのでは」と敬遠しがち。実際、私もそうでした。
この記事では、30代営業職で元アパレル関連の仕事経験もある私が、3年前に初めてビジネスベストを取り入れ、今では手放せなくなった実体験をもとに、選び方から着こなしまでをお話しします。結論から言うと、ビジネスベストはアンダー1万円という手頃な価格で、あなたのオフィススタイルを確実に格上げしてくれるアイテムです。
この記事を読むことで、ベストに対する「敷居が高い」という先入観がなくなり、具体的な選び方や着こなしのコツが分かります。明日からのビジネスコーディネートに、新しい選択肢を加えてみませんか?
「ビジネスベストって格式高そうで、自分には似合わないかも…」
「周りで着ている人がいないから、浮いてしまわないか心配」
そんな風に思っている方、多いのではないでしょうか?
実は私も3-4年前まで、まったく同じことを考えていました。ベストなんて、正直言って「おじさんくさい」イメージすらありました。学生の頃にカジュアルファッションでジレを着ていた経験はあるものの、ビジネスシーンでは必要性を感じていなかったんです。
でも今では、猛暑の7-8月以外はほぼ毎日ビジネスベストを着用しています。現在5着を使い回すほど。
なんでこんなに変わったんでしょうね。

答えは、思いがけないところにありました
目次
ビジネスベストの効果を実感した瞬間
同僚のオフィススタイルを見て気づいた違い
きっかけは、とある同僚の装いでした。
クールビズの時期だったんです。みなノーネクタイ・ノージャケットになっていて、私も含めて大抵の人はシャツ1枚。でも、なんというか、間が抜けて見えるんですよね。白いシャツの面積が大きくなるからでしょうか。
そんな中、一人だけ違って見える人がいました。何が違うのかしばらく分からなかったのですが、よく見るとビジネスベストを着ていたんです。

「ああ、これか」
目から鱗でした。同じノージャケットでも、ベストがあるだけで締まって見える。なるほど、と納得しました。
オフィスでの機能性も侮れない
見た目の問題だけじゃありませんでした。クーラーの効いた室内で、微妙な体温調整ができるのも便利。
ビジネスベストを着るメリット3選:
- ジャケットより軽く、シャツより暖かい絶妙なポジション
- クールビズ時期の「間の抜けた印象」を解決
- エアコン対策で一日中快適な体温調整が可能
「これだ!」というほど大げさではありませんが、「試してみよう」という気になったのは事実です。
ビジネスベストを実際に着てみて分かったこと
思ったより普通だった(良い意味で)

「浮くんじゃないか」という心配は杞憂でした
3年間着続けていますが、変な目で見られたことは一度もありません。むしろ反応が薄い。良い意味で、です。ビジネスシーンでは案外自然な存在なんですね。
ただ、これは個人的な感想ですが、着ていると何となく背筋が伸びる気がします。気のせいかもしれませんが、商談の時なんかは少し自信が持てるような。
でも最初は迷いました
正直に言うと、最初の頃は「本当にこれで良いのか?」と不安でした。
鏡を見ても、なんだかしっくりこない。慣れの問題だったのでしょうが、2-3回着てようやく違和感がなくなりました。
ビジネスベストの選び方|初心者が失敗しないための3つのコツ
1着目の購入体験—どこで買えばいい?
初めてのビジネスベストは、UNIVERSAL LANGUAGEで買いました。価格は5000円程度でした。フォーマル系のコーナーにあったと思います。
店員さんに「ビジネス用のベストを探しているんですが…」と言うのも、なんだか気恥ずかしかったのを覚えています。「そんなにフォーマルな仕事でもないのに」と思われるんじゃないか、なんて。

でも実際は、ごく普通に案内してもらえました。当たり前ですが。
おすすめ購入先&価格帯:
- UNIVERSAL LANGUAGE:アンダー1万円
- ユニクロ:ニットベスト 3,000円程度(手軽に試せます)
- セレクトショップ:15,000円~(品質・ブランド性重視)
失敗しないビジネスベスト選びの3つのコツ
3年で5着買いましたが、幸い大きな失敗はありません。
気をつけているポイント:
- 変わった柄は避ける(無難が一番)
- 基本色を選ぶ(ネイビー、グレー、ブラウン系)
- サイズは慎重に(試着必須)
特にサイズは重要ですね。きつすぎると座った時に苦しいし、緩すぎても格好悪い。悩ましいところです。
季節別ビジネスベストの素材選び
夏のオフィスにおすすめの軽量素材
暑い時期のビジネスベストには、軽い素材が必須です。
シャンブレー生地のビジネスベストは、私のお気に入りの一つ。オン・オフ問わず使えて重宝しています。スラックスにもチノパンにも合わせられるのが良いところ。
![]() | 価格:7700円 |

シアサッカー生地のビジネスベストも夏には欠かせません。あの独特の凹凸が涼しさを生むんでしょうね。初めて着た時は「こんなに涼しいものなのか」と驚きました。
![]() | 価格:4950円 |

秋冬オフィス向けのウール系素材
寒い時期はウール系の素材を選んでいます。保温性もありますし、スーツとの相性も良い。格式高い印象も演出できるような気がします(あくまで気がする、ですが)。
ビジネスベストの着こなし注意点—NGポイント5つ
サイズ選びが最重要
最も気をつけているのはサイジングです。
きつすぎて食い込んでいるのは論外。座る時に苦しくならない程度のゆとりは必要です。逆に緩すぎても締まりがない。
実は最初の頃、少しきつめのものを選んでしまい、午後になると苦しくて仕方ない、なんてことがありました。見栄を張ってはいけませんね。
絶対避けたいビジネスベストのNGポイント
避けるべき着こなし例:
- パンツとの隙間からシャツが見える(股上の浅いパンツは要注意)
- きつすぎて座ると苦しい
- 緩すぎてだぶついている
- 派手な柄物でビジネスシーンに不適切
- 汚れやシワが目立つ状態での着用
時々見かけるのですが、パンツとベストの隙間からシャツが見えているのは、個人的にはかなり格好悪いと思います。

ビジネスベストの色合わせのコツ
「ベストとパンツの色を揃えなければ」と最初は思っていましたが、実はそれほど神経質になる必要はありません。
むしろ色調に少し差があった方が、メリハリが利いて良いことも。このあたりは好みの問題もありますが。
よくあるビジネスベストの疑問—私も最初は同じことを思いました
Q: オフィスで暑くないの?
素材次第です。夏場はシャンブレーやシアサッカーなど、軽い素材を選べば意外と快適。むしろエアコン対策になります。
ただし、真夏の屋外は正直きついですね。さすがに7-8月は着用を控えています。
Q: ビジネスシーンで浮かない?
これは本当に心配でした。でも3年着続けて、変な目で見られたことは一度もありません。

ビジネスシーンでは、思っているより自然な存在です。
安心してください。
Q: 手入れは面倒?
特別なケアは必要ありません。普通にドライクリーニングに出すだけ。
ただし、ジャケットと別に出すので、クリーニング代は若干かさみますが…。
関連記事・参考情報
ビジネスベストに慣れてきたら、こちらの記事も参考にしてください
まとめ—ビジネスベストは思っているより気軽に始められます
ビジネスベストは、思っているほど敷居の高いアイテムではありません。
アンダー1万円から始められますし、一度慣れてしまえば手放せなくなります。少なくとも私はそうでした。
ビジネスベストの3大メリット:
- クールビズ時期の印象アップ
- オフィスでの体温調整の利便性
- 何となく生まれる自信
まずは試してみてください。合わなければ着なければ良いだけですから。
私も最初は半信半疑でしたが、今では欠かせないアイテムになっています。

人生、何がきっかけで変わるか分からないものですね。
あなたも明日から、ちょっと違うビジネススタイルを楽しんでみませんか?人生、何がきっかけで変わるか分からないものですね。
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